「原田和典 ブログ人」

<   2019年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧




雑誌情報




c0348127_05202107.jpg

c0348127_05201643.jpg

c0348127_05202359.jpg

c0348127_05201682.jpg

c0348127_05201652.jpg

「ミュージック・マガジン」最新号に書いています。杏沙子さんインタビューが掲載されています。
「レコード・コレクターズ」最新号に書いています。
「ジャズジャパン」最新号に書いています。偉大なシンガー、松田聖子さんに関する長文を書いています。
「ブルース&ソウル・レコーズ」最新号に書いています。何を書いているかはぜひ現物をごらんください。
「HiVi」最新号、今回の「東京ライブストーリー」は民謡クルセイダーズ、吾妻光良&スウィンギン・バッパーズです。
ぜひお読みください!!! 172.png





by haradakazunori | 2019-02-25 05:23 | 書籍・雑誌

サッドヒルを掘り返せ

c0348127_14253574.jpg
 
映画『サッドヒルを掘り返せ』の試写に行きました。オタク的なマインドを数パーセントでもお持ちならば、この映画に登場するファンたちのいちずな作品愛に胸が熱くなるのは間違いないところでしょう。“サッドヒル”とは、1966年の大ヒット映画『続・夕陽のガンマン』(イタリア語タイトルIl buono, il brutto, il cattivo 英語タイトル:The Good, the Bad and the Ugly)の伝説的シーンに使われた“サッドヒル墓地”のこと。スペインのブルゴスに、撮影用として作られた墓地のセットです。そのセットは撮影後、そのまま放置され、当然ながらそのまわりは植物が生えたりして、地中に埋もれたも同然になってしまいました。
この“サッドヒル墓地”を掘り返して、今に蘇らせたい。とある『続・夕陽のガンマン』ファンの呼びかけで“サッドヒル文化連盟”が結成され、ヨーロッパ各地から賛同者が集まります。クワやホウキで掘り返すのです。結果・・・墓地は蘇りました。そしてその場所には、多くの“なりきりクリント・イーストウッド”が訪れ、ほかにもいろんなひとたちが「あ、この場面の舞台はここだったのか」とか、自分が物語の一部になったかのように動き回ります。出演者はもうここにいないけれど、ロケ地はあって、そこに自分が立つ。「映画カラオケ」の心は世界共通なんだなと思いました。
『続・夕陽のガンマン』の大ファンであるメタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、主演をつとめたクリント・イーストウッド、音楽担当者のエンニオ・モリコーネ(あの印象的なトランペットのフレーズは、彼の意志ではなく、監督の強い希望だったそうです。そもそもモリコーネはトランペットを使う気がなかった)などのコメントは必見必聴ですし、有名な「橋の(誤)爆破」についてもしっかり触れられています。さらにセルジオ・レオーネ監督(89年死去)の貴重な談話も挿入され、若手の映画評論家による「なぜレオーネはフェリーニやアントニオーニのような高い評価を受けてこなかったのか。なぜ、近年再評価が進んできたのか」についての鋭い考察も個人的には大きなポイントのひとつでした。
墓地完成イベントでイーストウッドの映像コメントが流れたときの、文化連盟のひとたちの満面の笑顔、目の輝きに「オタク万歳」と叫びたくなりました。漫画原作でテレビドラマも始まった『トクサツガガガ』のファンにもぜひ見てほしいです。監督・製作・撮影・編集はギレルモ・デ・オリベイラ(1986年生まれ)、3月8日から新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。166.png





by haradakazunori | 2019-02-08 10:31 | 映画

私の20世紀

c0348127_14253476.jpg
 
映画『私の20世紀』の試写に行きました。イルディコー・エニェディ監督が、1989年に残した作品です。監督の近作『心と体と』は2018年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされましたが、『私の20世紀』はさかのぼること30年前の長編デビュー作。それがこの春、4Kレストア版として公開されるのです。
画面はモノクロ、物語は1880年のハンガリー・ブダペストで双子の姉妹が生まれたことから始まります。ふたりはやがて生き別れつつも美しく成長するのですが、20歳の時に偶然に再会します。“職業(といっていいのでしょうか)”は、かたや革命家、かたや詐欺師。そこに謎の男Zが出てくるのですが、彼は彼女たちが双子ということに気づかず、混乱の中に放り込まれてゆくのです。ぼくは男なのでどうしてもZの立場で見てしまうのですが(俺がもしZだったら、あの場面はこうするだろうなあという感じで)、女性の方、実際に双子の方が観ると、捉え方が大いに変わるのではないかと思います。
コメディ・タッチでもありますが、「さあどうだ笑え笑え」的な押し付けはなく、どこでどう笑うか(声をあげるか、クスリとするか、口角をあげるか、目を細めるかなど)は100%、見る人の任意という感じです。そして、非常に静謐な映画です。3月30日より新宿シネマカリテほか全国順次公開。182.png





by haradakazunori | 2019-02-07 10:07 | 映画

ヨーゼフ・ボイスは挑発する

c0348127_11583995.jpg
 
映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』の試写に行きました。“社会彫刻”という概念を編み出したドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys、1921〜86)に関するドキュメンタリー映像です。監督はアンドレス・ファイエル。ボイスの映像、発言・音声(各300時間分)、2万枚近くの写真を厳選し、さらにボイスゆかりの人々(約60名)にインタビューして、この作品を完成させました。
いつ生まれて、どんな風に成長し、どこで死に・・・といった内容ではありません。事前にボイスの軌跡を知ってから見ても、なんの事前知識なしに見ても、一定の神秘的なアート体験ができるのではと思います。個人的にはフルクサス時代の出来事、現代美術のグループ展「ドクメンタ」(ぼくはこのイベントを、今は亡き副島輝人さんを通じて知りました)に参加した時の様子、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館での展示に対するアメリカ人客の反応などにスリルを感じました。映画には、死んだ本物のウサギとコラボする『死んだウサギに絵を説明するには』、グランドピアノを覆った『フェルト貼りピアノ』、コヨーテの野性味が印象的な『私はアメリカが好き アメリカも私も好き』などの“作品”が登場します。
「今は民主主義がない、だから俺は挑発する」と政治活動を行なう姿もしっかり捉えられていますし、帽子がトレードマークだった彼が、珍しく無帽でいる晩年の映像も挿入されます。なおボイスは1984年の来日時、ニッカウィスキーの広告にも登場しています。ポップで、アヴァンギャルドで、ダンディで、物事をつきつめて考える激しく熱い男の生きた証が107分にこめられています。3月2日からアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか公開。175.png




by haradakazunori | 2019-02-05 12:00 | 映画

音楽ライター/ジャーナリスト、原田和典のブログです。
by harada kazunori
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

最新のコメント

最新のトラックバック

venusgood.co..
from venusgood.com/..
venussome.com
from venussome.com
http://while..
from http://whileli..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
「ボーン・トゥ・ビー・ブ..
from ここなつ映画レビュー

検索

ブログパーツ

最新の記事

北の果ての小さな村で
at 2019-05-17 09:30
氷上の王、ジョン・カリー
at 2019-05-16 09:26
雑誌情報
at 2019-04-23 11:24
ギターはもう聞こえない
at 2019-04-06 09:37
雑誌情報
at 2019-03-25 11:14
イベント#1、お越しいただき..
at 2019-03-17 09:38
本日、イベント開催!
at 2019-03-16 11:01
発売イベント、明日開催!
at 2019-03-15 10:40

外部リンク

ファン