「原田和典 ブログ人」

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by haradakazunori | 2019-01-30 12:04 | 書籍・雑誌

山<モンテ>

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映画『山<モンテ>』の試写に行きました。ヴェネツィア国際映画祭『監督・ばんざい!賞』受賞作です。監督は『駆ける少年』や『CUT』などで堅い評価を集めたイランの巨匠、アミール・ナデリ。何度もイタリアを訪れ、この国でずっと映画が撮りたかったという彼が、ついにオールロケを行ないました。
といってもここに登場するのは「華やかなイタリア」ではありません。「歌の国イタリア」でもありません。そもそも音楽が登場しません。時代は中世後期、場所は南アルプスの山のふもとにある小さな村。まわりの山が太陽をさえぎるので、作物も育たず、住民はよりよい暮らしを求めてどんどん別の場所に移動していきます。しかしある一家だけは、先祖の墓や娘の墓があるこの場所にとどまっています。そこから先のことは、あらゆる要素が結末につながっているという印象を受けたので、詳細は差し控えますが、“自分とは肌合いの違うものを排除しようとする周りの目の冷たさ”、“極端に絞られた言葉(セリフ)の深み”、“画面の色合いの変化”にぜひじっくりと向かい合ってほしいと思います。出演はアンドレア・サルトレッティ、クラウディア・ポテンツァ、ザッカーリア・ザンゲッリーニ、セバスティアン・エイサス他。2月9日よりアップリンク吉祥寺にて公開、以降全国順次公開。175.png




by haradakazunori | 2019-01-16 11:20 | 映画

ノーザン・ソウル

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映画『ノーザン・ソウル』の試写にいきました。この場合のノーザン・ソウルとは、サザン・ソウル(メンフィスやマッスル・ショールズ)に対してデトロイトやシカゴのソウル・ミュージックを語る時に用いられる言葉ではなくて、英国マンチェスター等のイングランド北部周辺のクラブで好まれていたソウル・ミュージックを示します。製作総指揮デビー・グレイ、監督・脚本エレイン・コンスタンティン、主演エリオット・ジェームズ・ラングリッジ、ジョシュ・ホワイトハウス、スティーヴ・クーガン他。
舞台は1974年、イングランド北部の街バーンズワース。主人公の高校生、ジョンは変わり映えのしない毎日にうんざりしています。しかしある日、ユースクラブ(町内会の会合のようなものでしょうか)で、いままで聴いたことの内容なかっこいい音楽に合わせて、まるでブルース・リーのように激しく体を動かしながら踊る青年、マットと出会います。マットと親しくなったジョンは彼の影響を受けまくってソウル・ミュージックのとりこになり、ふたりでDJ活動も始めます。そして、あるカリスマDJが“Cover Up”(曲名を伏せて書ける)していた曲の正体もつきとめます。夢はソウル・ミュージックの本場にいき、レアなシングル盤を買いまくること。「ソウル・シンガーのライヴを見に行く」ではないところが、この物語の特質です。
巷ではポール・マッカートニー&ウィングス、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、ディープ・パープル、エリック・クラプトン、デイヴィッド・ボウイ等のヒット曲が流れていたのではないかと想像するのですが、この映画にはロックのロの字もありません。その代わり、活気に満ちた、通好みのソウル・ミュージックが次々と画面から流れてきます。“ルー・プライド”、“ビリー・バトラー”、“エドウィン・スター”、“キャミオ/パークウェイ”といった単語を含むセリフが出てくるごとに、耳がそばだちます。しかもエドウィン・スターといっても、ここで出てくるのは70年にモータウン(ゴーディ)から出たヒット曲「War」ではなく、1965年のRic-Tic盤「Back Street」なのですから、見ているこちらも胸が熱くなろうというものです。
私事ですが90年代、Goldmineというレーベルから出ていたソウル・ミュージックのコンピレーションCDをいろいろ買っていた頃を思い出しました。「アフリカ系アメリカ人ではないソウル・ミュージック好き」の方なら、山ほど共感できる映画だと思います。2月9日から東京・新宿シネマカリテ、兵庫・神戸元町映画館、2月16日から大阪・シネマート心斎橋で上映。ほか愛知・名古屋シネマテーク、京都・出町座、広島・横川シネマ、金沢・シネモンドで全国順次公開。166.png




by haradakazunori | 2019-01-15 10:37 | 映画

ナディアの誓い

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
1月5日の開催の『いーぐる連続講演『平成最後の新春トーク』〜「ミュージックマガジン」ジャズベストテン選者が語る2018年ジャズシーン〜(柳樂光隆 原田和典 村井康司)、ご来場いただきありがとうございました。超満員のまま午後7時まで(途中休憩あり)、「選外盤紹介」コーナーやプレゼントコーナーもある楽しいひとときでした。
さて映画『ナディアの誓い』の試写にいきました。監督はアレクサンドリア・ボンバッハ。“ナディア”とは、2018年ノーベル平和賞受賞者で国連親善大使のナディア・ムラド氏のことです。彼女はイラク北部のコチョ村でおだやかに暮らしていましたが、2014年8月、村のヤジディ教徒全体がISIS(イスラム国)の標的になりました。殺される者多数、そして若い女性たちはISISの拠点であるモスルに連れていかれ、売買の対象になりました。
ナディアは2015年9月、命からがらドイツに脱出します。そして同年の国連安保理事会で証言を行ないます。村で美容室を開くことが夢だった女性が、人権活動家になった瞬間です。証言は大きな衝撃を与え、世界各地でスピーチする機会が増えていきますが、それは、そのたびに彼女は痛みを思い出さなくてはいけない、ということでもあります。世界各国の、それも初対面であろう政治家や外交官に、毎回、自分が性暴力を受けていたおぞましい体験を語る「しんどさ」。つまりトラウマがフラッシュバックされるのです。自分がナディア氏なら、おそらく耐え難く、心が壊れてしまうだろうと思います。
こういう発言を発信して身の安全は保障されるのか。里帰りして友人と再会できる日は二度と来なくなるのではないか。そうした不安を抱えながらも、彼女はギリシャの難民キャンプやニューヨークの国連本部でも体験を訴え続けます。欧米圏に来た当初はおずおずしていた感もなかった彼女の一挙一動が颯爽として(「無数の被害者の声となり、この惨状を世界に伝えなければ」という気持ちがそうさせたのだと思います)、英語がどんどん上達し、発言の内容が磨かれていくといった「力強さ」もまた、このドキュメンタリー作品にしっかり映し出されています。2月1日からアップリンク吉祥寺より全国順次ロードショー。175.png




by haradakazunori | 2019-01-07 12:04 | 映画

明日開催!

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さてイベントです。明日開催! 来場者プレゼントもあります。
【いーぐる連続講演】第653回
1月5日(土) 15:30〜 参加費1000円+飲食代
『平成最後の新春トーク』〜「ミュージックマガジン」ジャズベストテン選者が語る2018年ジャズシーン〜
出演 : 柳樂光隆 原田和典 村井康司
場所:四谷「いーぐる」




by haradakazunori | 2019-01-04 11:00 | イベント

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