「原田和典 ブログ人」

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ラ・チャナ

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映画『ラ・チャナ』の試写に行きました。監督はルツィア・ストイェヴィッチ。スペイン、アイスランド、アメリカの共同制作です。
ラ・チャナは1946年、バルセロナ生まれのフラメンコ・ダンサーです。子供の頃からフラメンコに惹かれ、父親の反対を押し切って活動を開始。19歳でバルセロナのタブラオ「ロス・タラントス」の人気ダンサーとなり、芸術家のサルバドール・ダリも彼女を見にしばしば通ったそうです。そして’67年には英国の俳優ピーター・セラ―ズが主演映画への出演を依頼しますが・・・
親の無理解、マネージャーもしていた夫の暴力と彼女の自由をしばりつけるマネージング・・・・。人気は上昇するばかりだったというのに、33歳の時、夫の自分勝手な脅しにより、引退を余儀なくさせられます。夫が財産を奪って彼女を捨てた後、不屈の意志で復活。1985年には来日もしました。
その6年後には引退しますが、「これは」と思う舞台があれば登場して現在に至っています。2013年の映像では、関節炎のため立って踊ることはできないものの、その表情や手の動きを見ているだけでも、ぼくはどんどん引き込まれて行きました。この映画が今の日本で上映されることは、いろんな意味で意義のあることだと思います。とにかく、すごい「意志のひと」に出会ってしまったと、畏怖の念に打たれました。7月21日からヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開。169.png





by haradakazunori | 2018-06-27 08:35 | 映画

ストリートオブファイヤー

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映画『ストリートオブファイヤー』の試写に行きました。1984年公開の大ヒット作品の、デジタル・リマスター版です。監督・脚本:ウォルター・ヒル、主演はマイケル・パレとダイアン・レインです。
ストーリーはとてもわかりやすく、言葉は「生きている英語」で(教科書には載らないような)、音楽はかっこよく、演出は派手。ようするにひたすら楽しめる映画なのです。ぼくは途中から昭和末期の「漫画アクション」などに載っていた劇画を思い出しながら見ましたが、とにかく「ただ強行突破するのみ」的なストーリーに強烈なスピード感を覚えます。思いっきり短くいうと「ゾクに昔の彼女(今は歌手になっている)を誘拐された元彼が彼女を取り戻しに行く話」ですが、そこにドゥーワップ・グループを絡ませたり、警官との人間模様をはさんだり、盛り上げに盛り上げてエンディングにもつれ込みます。
歌手役のダイアンに与えられた曲は80年代テイスト満載で、この数年後、日本でもこういう曲は「大映テレビドラマの主題歌」にどんどん使用されて一定の支持層を得ます。この曲は違いますが、音楽(スライド・ギターを生かしたインスト部分だと思います)担当にはライ・クーダーの名がクレジットされていて、バック・ミュージシャンにはベンモント・テンチやティム・ドラモンドも名を連ねています。また酒場のバンドには、テナー・サックス奏者のリー・アレンがいるじゃないですか! ほんの数秒ですがアップで楽器を吹くシーンもあります。だから音楽ファンにも見逃すことができないのです。7月12日からシネマート新宿ほか全国順次公開。172.png





by haradakazunori | 2018-06-26 11:26 | 映画

雑誌情報

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「ミュージック・マガジン」最新号に書いています。鈴木愛理さん、アップアップガールズ(仮)さんのインタビュー、のんシガレッツのライブレビュー等を担当しています。
「レコード・コレクターズ」最新号に書いています。
「CDジャーナル」最新号に書いています。
「ジャズジャパン」最新号に書いています。ニューヨークの「ビジョン・フェスティバル」レポが掲載されているはずです(現物未確認)。
「ブルース&ソウル・レコーズ」最新号に書いています。ニューヨークの「アフリカン・ダンス・ワークショップ」受講のレポートが掲載されています。
「HiVi」最新号で新連載が始まりました。タイトルは「東京ライブストーリー」。第1回目は先ごろ初来日したリロイ・ハトソンです。
ぜひお読みください!!!173.png




by haradakazunori | 2018-06-25 10:19 | 書籍・雑誌

名前

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映画『名前』の試写にいきました。原案は直木賞作家の道尾秀介、監督は戸田彬弘、主演は津田寛治、駒井蓮。第13回大阪アジアン映画祭クロージング作品、第20回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門、第18回ニッポン・コネクション ニッポン・ヴィジョンズ部門出品作品。
42歳の男はいくつものシチュエーションでそのつど名前や人格を使い分けています。離婚し、都会を離れた際に、「そうしたほうがいい」と悟ったらしいのです。各キャラクターを創案し、セレブかつキザにふるまいます。彼が創作したキャラクターは、かなり「なりきるには難易度が高い」ものですが、彼は必死に創作キャラと自分を一体化させようとします。本来の自分を消し去ってしまいたい、という思いは強まるばかり・・・という印象を、ぼくは冒頭の数シーンから受けました。
その男の目の前に突然現れたのが謎の女子高生です。当然ながら男は大いに戸惑いますが、一緒に時間を過ごすうち、数十年ぶりに太陽の光を浴びたかのように生き生きとした表情や振る舞い、軽快な会話をするようになってきます。それは彼がキャラを創案する前、まだ自分自身を生きていた頃に持ち合わせていた本来のキャラなのかもしれません。
「ああ、こうなるのか。常套手段をこういうふうに新鮮に見せていくのか」と一人納得していたら、次のシーンで裏切られてびっくり、ということが何度もありました。とにかく目が離せないのです。ミステリーのようでもあり、父もの・母もののようでもあり、不器用なまでに突進する青春ものでもあり。見終わったあと、じわじわと「もう1回、もっとディテールに注目して見なければ」という気持ちが盛り上がってきました。6月16日よりイオンシネマ守谷にて先行公開、6月30日より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。178.png





by haradakazunori | 2018-06-14 11:06 | 映画

ラジオ、本日から放送!

本日から放送! ぜひ聴いてください!! 45年超の歴史を有する、民放ラジオ最長寿級のジャズ番組です。
★ラジオNIKKEI「テイスト・オブ・ジャズ」、オルガン・ジャズについてしゃべっております。カルーソーやディック・ミネに匹敵する(?)ビロードの声をお楽しみください。
★放送日は6/9(土)22:00〜、再放送は6/10(日)23:30〜、6/17(日)23:00〜、6/24(日)22:30〜
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by haradakazunori | 2018-06-09 09:29 | でんぱ

6月はラジオでオルガン・ジャズ!

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6/2と6/3のDJコテコテ・ショウ、お越しいただき本当にありがとうございました。
つづいてはラジオの告知です。
★ラジオNIKKEI「テイスト・オブ・ジャズ」、オルガン・ジャズについてしゃべっております。カルーソーやディック・ミネに匹敵する(?)ビロードの声をお楽しみください。
★放送日は6/9(土)22:00〜、再放送は6/10(日)23:30〜、6/17(日)23:00〜、6/24(日)22:30〜
ハッピーなひとときをお約束します。どうぞよろしくお願いします! 174.png




by haradakazunori | 2018-06-07 09:51 | イベント

ガザの美容室

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映画『ガザの美容室』の試写に行きました。監督はタルザン&アラブ・ナサール、出演はヒアム・アッバス、マイサ・アブドゥ・エルハディ、マナル・アワド他。第68回カンヌ国際映画祭批評家週間正式出品作品、新聞の見出しを飾った実話がモティーフになっているそうです。
なるほど、確かにこれは美容室の光景です。ドアの外には太陽が輝き、中はほぼ満員。結婚を控えた若い女性、離婚調停中の主婦、信心深い女性、出産間近の妊婦などが髪を整えてもらおうと集まり、話に興じています。みんながもとからの知り合いとか仲良しというわけではありません。みんなそれぞれ言いたいことを言いつつ順番を待っているので、意見のぶつかりあいもあります。
何気ない一日かもしれません。しかし事態は“暗黒化”していきます。戦闘です。爆音が響き渡り、室内が揺れ、その間隔はどんどん短くなっていきます。外に出ることはできません。すっかり暗くなりましたが、電力の供給はままなりません。妊婦は産気づきます。一種のパニック状態の中で、女性たちはどう振る舞うのか。そこに助け合いや友情は生まれるのか。
「これが本当に劇映画なのか?」というのが最初に浮かんだ言葉です。もともとはガザで撮影する予定だったそうですが、イスラエルによるガザ侵攻が始まったため、準備の段階で中止に。ヨルダンのアンマン郊外に場所を移しての撮影だったそうです。こういった重く、苦しみすら感じさせる作品がきちんとピックアップされ、日本の劇場にかかるのは本当に意義のあることです。ライオンの扱いにもぜひご注目いただきたいと思います。
6月23日から新宿シネマカリテ、渋谷アップリンクほか全国順次公開。175.png



by haradakazunori | 2018-06-03 08:16 | 映画

DJコテコテ、6/2&6/3情報

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DJコテコテ、時間決まりました。6月2日はCD、3日はアナログです。1万枚くらいある持ち物の中から、
ジャズ、ブルース、ファンク、ソウル、アフロ、カリプソ等をかけます。
●6月2日(土) 黒の試走車 @渋谷メスカリート 9:30PM〜(多少前後します)  ¥1000(1ドリンク込み)
●6月3日(日) 渋谷並木座 @渋谷・ラストワルツ 11:30AM〜 ¥1800(映画3本上映つき)
くわしくは http://emls.jugem.jp/?eid=578 をどうぞ!




by haradakazunori | 2018-06-01 10:48 | イベント

音楽ライター/ジャーナリスト、原田和典のブログです。
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