「原田和典 ブログ人」

カテゴリ:映画( 79 )




名前

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映画『名前』の試写にいきました。原案は直木賞作家の道尾秀介、監督は戸田彬弘、主演は津田寛治、駒井蓮。第13回大阪アジアン映画祭クロージング作品、第20回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門、第18回ニッポン・コネクション ニッポン・ヴィジョンズ部門出品作品。
42歳の男はいくつものシチュエーションでそのつど名前や人格を使い分けています。離婚し、都会を離れた際に、「そうしたほうがいい」と悟ったらしいのです。各キャラクターを創案し、セレブかつキザにふるまいます。彼が創作したキャラクターは、かなり「なりきるには難易度が高い」ものですが、彼は必死に創作キャラと自分を一体化させようとします。本来の自分を消し去ってしまいたい、という思いは強まるばかり・・・という印象を、ぼくは冒頭の数シーンから受けました。
その男の目の前に突然現れたのが謎の女子高生です。当然ながら男は大いに戸惑いますが、一緒に時間を過ごすうち、数十年ぶりに太陽の光を浴びたかのように生き生きとした表情や振る舞い、軽快な会話をするようになってきます。それは彼がキャラを創案する前、まだ自分自身を生きていた頃に持ち合わせていた本来のキャラなのかもしれません。
「ああ、こうなるのか。常套手段をこういうふうに新鮮に見せていくのか」と一人納得していたら、次のシーンで裏切られてびっくり、ということが何度もありました。とにかく目が離せないのです。ミステリーのようでもあり、父もの・母もののようでもあり、不器用なまでに突進する青春ものでもあり。見終わったあと、じわじわと「もう1回、もっとディテールに注目して見なければ」という気持ちが盛り上がってきました。6月16日よりイオンシネマ守谷にて先行公開、6月30日より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。178.png





by haradakazunori | 2018-06-14 11:06 | 映画

ガザの美容室

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映画『ガザの美容室』の試写に行きました。監督はタルザン&アラブ・ナサール、出演はヒアム・アッバス、マイサ・アブドゥ・エルハディ、マナル・アワド他。第68回カンヌ国際映画祭批評家週間正式出品作品、新聞の見出しを飾った実話がモティーフになっているそうです。
なるほど、確かにこれは美容室の光景です。ドアの外には太陽が輝き、中はほぼ満員。結婚を控えた若い女性、離婚調停中の主婦、信心深い女性、出産間近の妊婦などが髪を整えてもらおうと集まり、話に興じています。みんながもとからの知り合いとか仲良しというわけではありません。みんなそれぞれ言いたいことを言いつつ順番を待っているので、意見のぶつかりあいもあります。
何気ない一日かもしれません。しかし事態は“暗黒化”していきます。戦闘です。爆音が響き渡り、室内が揺れ、その間隔はどんどん短くなっていきます。外に出ることはできません。すっかり暗くなりましたが、電力の供給はままなりません。妊婦は産気づきます。一種のパニック状態の中で、女性たちはどう振る舞うのか。そこに助け合いや友情は生まれるのか。
「これが本当に劇映画なのか?」というのが最初に浮かんだ言葉です。もともとはガザで撮影する予定だったそうですが、イスラエルによるガザ侵攻が始まったため、準備の段階で中止に。ヨルダンのアンマン郊外に場所を移しての撮影だったそうです。こういった重く、苦しみすら感じさせる作品がきちんとピックアップされ、日本の劇場にかかるのは本当に意義のあることです。ライオンの扱いにもぜひご注目いただきたいと思います。
6月23日から新宿シネマカリテ、渋谷アップリンクほか全国順次公開。175.png



by haradakazunori | 2018-06-03 08:16 | 映画

榎田貿易堂

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映画『榎田貿易堂』の試写にいきました。監督・脚本・編集は飯塚健、音楽は海田庄吾、エンディング曲「ハロー」を担当する奥野涼は、ミライスカートへの楽曲提供でも知られていることでしょう。
舞台は群馬県。ゴミ以外を扱うリサイクルショップ、榎田貿易堂の店主には渋川清彦(個人的には『下衆の愛』で強烈に印象付けられました)が扮し、ほか森岡龍、伊藤沙莉、滝藤賢一、片岡礼子、根岸季衣、余貴美子などが登場します。初の人妻役であるという伊藤沙莉のハスキー・ヴォイスがまた、なんともいい味を出しています。
印象的な部分はきりがないほどですが、こういうニュアンスに富んだ作品ほどネタバレは極度にセーブすべきなのかもしれません。というか、とにかく見て、ハッとし、喜んでほしいのです。「夏の字」、「すぐつぶれるだろうと榎田に何度も言われる飲み屋」、「クリーニング店のチャイム」、「珍宝館」・・・いろいろ書きたくもなりますが、ぼくはこういう映画、実は初めて見ました。会話や演技のテンポ感が絶妙で、なんというか、その“間”に、自分の心のなかで登場人物の発言や行動に対して相槌やツッコミを入れたくなるのです。言葉を変えればこの2時間のあいだ、ぼくは彼らの仲間になったような気分を味わいました。そんな親しみの持てるキャラクターが、群馬の広い空の下で、どうにかこうにか生きているのです。
そしてセリフのやりとりが、じつに笑えます。といっても爆笑というのではなく、クスリと笑いがもれてしまうというか、人間の情けなさとかしょっぱい部分がにじみ出てくるようなセリフや演出なのです。そのあたり、落語好きも大喜びするのではないかとも思いました。6月9日から東京・新宿武蔵野館、シネマテークたかさき他全国ロードショー。172.png




by haradakazunori | 2018-05-11 09:36 | 映画

スパイナル・タップ

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なんと今回が日本劇場初公開とは! ロック好きにとってはバイブルと言っていいでしょう、爆笑必至の映画『スパイナル・タップ』が6月16日から降臨します。
制作は1984年、監督は2年後に『スタンド・バイ・ミー』を大ヒットさせるロブ・ライナーです。そして主人公は英国のロック・バンド、スパイナル・タップ! 物語は彼らの全米ツアーに密着しつつ、それまでの長く曲がりくねった歴史をひもといていきます。前身バンドの頃はスキッフルを演奏していましたが、1966年の正式デビューの頃にはマージ―ビートで。その後フラワー・ムーヴメントにはまりフォーク・ロック調となり、さらにサイケデリック路線へと包みます。そして映画制作の頃はハードでヘヴィーなサウンドを追求。これほど音楽性を変えながら続くバンドは世界的にも珍しいといえましょう。
主要メンバー3人は基本的に不動ですが(ケンカ別れしてもすぐに戻ります)、ドラマーだけは他人のゲロで窒息死したり、ガーデニングの最中に死んだり、変動が激しいです。3人は基本的に2ギター+1ベース、しかし曲によっては3人でベースを弾くレパートリーもあり(しかもひとりはダブルネックのベースです)、そのへんの細かな描写もまた、音楽好きをクスリとさせることでしょう。口調は「today」を「トゥダイ」と発音するなど英国風の言い方があり、ぼくはザ・クラッシュのポール・シムノンのそれを思い出しました。
楽屋からステージに出ようするも迷って何度も来た場所に戻ってしまうところ、いわくつきの“ストーンヘンジ”、決して弾いても触ってもいけないギター、目盛りが“11”のアンプなど、小ネタがこれでもかと詰め込まれています。演者たちも、架空の伝説的ロック・バンドを演じるのを大いに楽しんでいるのがわかります。さらに実在のミュージシャンが時折出てくるのも、話のリアリティ&うさんくささをさらに加速させてくれます。つまり、要するに、必見なのです! 6月16日から新宿武蔵野館で公開。169.png




by haradakazunori | 2018-05-10 10:29 | 映画

29歳問題

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映画『29歳問題』の試写にいきました。もともと舞台劇で好評だったものを映画化したとのことです。第37回香港電影金像奨で7部門にノミネート、2017年の大阪アジアン映画祭ではプレミア上映されて観客賞を受賞しました。監督・脚本はキーレン・バン、音楽はアラン・ウォンとジャネット・ヨン。挿入歌にはレスリー・チャンやBEYONDの楽曲も使われています。
物語の舞台は「2005年」です。ひとり目の主役は来年30歳になるクリスティ。一流企業に勤め、彼氏もいて、容姿も端麗、はたから見ると何もかもうまくいっている感じですが、本人的には気持ちがどうもすっきりしません。しかし住んでいた(「トレンディな」という言葉を使いたくなります)ところを家主が売却してしまいます。引っ越さざるを得なくなったクリスティは、家主の紹介する仮住まい先(住人はパリに旅行中)に移ります。
その仮住まい先の本来の住人が、ふたり目の主役と言っていいであろうティンロ。演じるジョイス・チェンは実際に「肥姐」という愛称で親しまれているそうですが、とにかくポジティブです。クリスティは仮住まい中、ティンロの日記をのぞき見てしまいます。そして同じ誕生日だと知り、さらに興味を募らせていきます。物語はいつしか、「ティンロの日記に描かれている情景」と「それを読むクリスティの心情」とが交錯する形で進みます。
キーワードは「レコード店」、「パリ」、「病」でしょうか。音楽ファンとしては、レコード店の品ぞろえがすごく気になりました。目を凝らすとデイヴ・ブルーベック『タイム・アウト』、スタン・ゲッツ『ゲッツ/ジルベルト』、チェット・ベイカー『チェット』等のCDジャケットが写り込んでいて、店員はビートルズ『アビー・ロード』のジャケットが印刷されたTシャツを着ています。ロケ風景もたっぷりあり、個人的にも香港は2度行ったことがあるので、そのときの街の匂いや湿気、都会部の建物がおしゃれだったこと、食べ物がおいしかったことなどを思い出しました。
詩情を感じさせる、暖かな作品です。いわゆる映画ファンだけではなく、「最近、映画に行ってないな。学生の頃やつきあいはじめた頃はよく見ていたけど」というカップルや夫婦にも、ぜひ見てほしい内容だと思いました。アクション、カンフー、ミステリーだけが香港映画ではないのです。5月19日から東京YEBISU GARDEN CINEMA、26日から大阪シネ・リーブル梅田、6月2日から名古屋・名演小劇場で公開。178.png





by haradakazunori | 2018-05-09 10:40 | 映画

イカリエ-XB1

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映画イカリエ-XB1』の試写に行きました。『2001年宇宙の旅』や『スター・トレック』にも影響を与えたといわれ、SFファンの間で語り草となっている古典(1963年の旧チェコスロバキア映画)が、4Kレストア化されて蘇ったのです。完成から55年の歳月を経ているというのに、日本で劇場公開されるのは今回が初めて。監督・脚本はインドゥジヒ・ポラーク(パヴェル・ユラーチェクと共同で)、原案はスタニスワフ・レムの『マゼラン星雲』です。
物語の舞台は2163年。制作時からちょうど100年後。現在に立って見れば“たった”45年先です。宇宙船イカリエ-XB1は、アルファ・ケンタウリ系に向かうため地球を旅立ちます。再び地球に戻るのは15年後。その間、40人もの乗組員が同じ乗り物に乗ったまま同じ時の流れを過ごします。愛する妻を残したまま飛行する男がいて、慣れない食事に戸惑う者もいて、緊張する人間関係も生まれ、止められない恋心に悩み、核の恐怖にさらされ、新しい生命の誕生があり・・・それらは未来物語を通じて、普遍そのものを描き出しているかのようです。管弦楽や電子音が入り乱れた音楽、チェコ語の神秘的な響きにも心を奪われることでしょう。
ポラーク監督も、衣装のエステル・クルンバホヴァーも、撮影のヤン・カリシュも、音楽のズデニェク・リシュカも、いまやこの世のひとではありません。しかし作品には、新鮮味が横溢しています。1963年といえば、日本では『鉄腕アトム』や『エイトマン』のアニメ放送が始まった年。その2作品のDVDと見比べて、当時の“未知の世界に寄せる印象”に思いを馳せてみるのも楽しいと思います。怪獣も宇宙生物もガンアクションも登場しません。ただ実に繊細に、登場人物の心の移ろいが描かれます。5月19日から新宿シネマカリテでロードショー。177.png




by haradakazunori | 2018-04-21 10:14 | 映画

ラジオ・コバニ

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映画『ラジオ・コバニ』の試写に行きました。2017年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭(CPH:DOX)F:ACT賞受賞、2016年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)オランダ・ドキュメンタリー部門サウンド&ヴィジョン賞受賞作品です。
舞台はトルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街・コバニ。2014年9月に「イスラム国」(IS)によって制圧されましたが、翌15年1月に解放されました。しかしその数か月間に、街の大半が崩壊してしまいました。急ピッチで復興を進めていきますが、ガレキの下に埋もれてしまったものが戦禍の生々しさを無言のまま語り、我々はその都度、言葉を失うことになります。
生き残った者は立ち上がり、街を活気づかせるべく動き出します。そのひとりに、20歳の大学生ディロバンがいました。彼女が友人とラジオ局を立ち上げて始めたのは「おはよう コバニ」という番組。不安定な電力供給のなか苦闘しつつも、難民キャンプの親子、ISと戦う女性部隊の司令官、詩人などの“生の声”を届けます。3年間の放送をつづいてディロバンが得たものとは? 彼女自身の生活にはどう変化がもたらされたか? そのあたりに注目して見ると、さらに内容に深入りできるのではと思います。
監督はクルド人のラベー・ドスキー。14日から公開されている『ラッカは静かに虐殺されている』と一緒にご覧になると、さらに“シリアの姿”が立体的に浮かび上がることでしょう。5月12日よりアップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほか全国順次公開。177.png




by haradakazunori | 2018-04-18 11:52 | 映画

ラッカは静かに虐殺されている

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映画『ラッカは静かに虐殺されている』の試写に行きました。監督・製作・撮影・編集はマシュー・ハイネマン、製作総指揮はアレックス・ギブニー。英語タイトルは『City of Ghosts』です。第70回全米監督組合賞ドキュメンタリー監督賞、第24回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭審査員大賞を受賞。
内容は激しく、重いです。かつて「ユーフラテスの花嫁」とも呼ばれた美しい街ラッカが、2014年6月「イスラム国」(IS)によって制圧されます。爆撃、公開処刑、弾圧によって市民は死の淵へと叩き込まれていきます。このありさまを国際世界に伝えるには? やがて秘密裏に市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)が発足しました。RBSSはスマホを活用し、電波が良好というわけでもないにもかかわらず、それにぐっと耐えつつ世界に惨状を拡散していきます。
この映画はそのRBSSの活動に迫ったドキュメントです。活動がやがて知られていくと、それは当然ISの怒りを買うことになります。惨殺された仲間もいます。しかしメンバーはあくまでも“平和”に悪と戦っていきます。ぼくはRBSSの誇り高さに感銘を受けると共に、子供を使ったISのプロパガンダ、シリアを脱出しドイツにやってきた者を排除しようとするドイツ人のデモなどに、目をそむけたくなるほどのおぞましさも覚えました。
Paste Magazineの批評「現実の出来事とは思えない、衝撃のポリティカル・スリラー」という表現が胸に迫ります。4月14日からアップリンク渋谷、ポレポレ東中野で公開。168.png




by haradakazunori | 2018-04-01 10:42 | 映画

泳ぎすぎた夜

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映画泳ぎすぎた夜の試写に行きました。五十嵐耕平(『息を殺して』)&ダミアン・マニヴェル(『犬を連れた女』)監督作品で、第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門と第65回サンセバスチャン国際映画祭正式出品、第18回東京フィルメックス学生審査員賞・Filmarks賞を受賞しています。
舞台は青森の山間にある小さな町。季節は冬、雪が降り積もっています。主人公は6歳の少年。父親は漁業市場で働いていて、まだ暗いうちに家を出ます。少年は、朝ご飯を食べ、学校に行こうと歩き出すものの、何か気持ちの変化が起こったのでしょう、そのまま雪の中をかけめぐり、犬に視線を送り、デパートをうろちょろし、途中で片方の手袋を落としたりしながら、漁業市場に向かいます。
父親が車で通う場所に、6歳の少年が(おそらく生まれて初めて)歩いて向かうのです。これはまさしく、彼にとっての巨大な冒険です。しかもここに登場する家族は俳優同士が作品のために組んだものではなく、実際の家族なのです。
セリフと呼べるものはありません。クライマックスがどこなのか、そもそもそれが果たしてあるのかどうかは、見る者に大きくゆだねられます。1980年代生まれの監督ふたりが放った、実に瑞々しい小品です。イオンシネマ弘前で先行上映中、4月14日からシアターイメージフォーラムほか全国順次公開。165.png





by haradakazunori | 2018-03-15 10:33 | 映画

心と体と

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映画『心と体と』の試写に行きました。2017年のハンガリー映画(監督・脚本はイルディコー・エニェディ)で、英語タイトルは『On Body and Soul』。2017年ベルリン国際映画祭では金熊賞<最高賞>受賞など4冠の快挙。2018年アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート作品でもあります。
ブダペストの食肉処理場に、マーリア(アレクサンドラ・ボルベーイ)という若い女性が代理職員としてやってきました。内気で不器用なところがありますが、記憶力は人並み外れて抜群です。そんな彼女を気にかけているのが上司のエンドレ(ゲーザ・モルチャーニ)です。渋さを煮つめたような初老の男性で、セリフとセリフの“間”が絶妙です。どれほど豊富なキャリアを積んだ役者なのだろうと思いながら見ましたが、なんと演技経験は今回が初めて、普段は翻訳や出版編集の仕事をしているのだそうです。ゲーザを役者として見出した監督は、まさに慧眼です。
物語は、ある日、処理場で「事件」が起こったことで次の展開に進みます。処理場の全員が個別に呼び出され、カウンセリングを受けます。そこでマーリアとエンドレはお互いが「同じ風景の鹿の夢を見ている」ことを知り、距離を近づけていきます。物語はここから、クライマックスに向けて穏やかに駆け上がります。「透明感のある画像+ハンガリー語の美しさ+そぎ落とされた役者の演技」をぜひスクリーンで体感してほしいと思います。
字幕のキメ細かさも印象に残りました。ハンガリー語には日本語同様「タメ口」と「敬語」があり、それを相手との関係で使い分けます。そのあたりの訳しわけも注目すべきでしょう。また劇中では、UKのシンガー・ソングライター、ローラ・マーリングの楽曲「What He Wrote」(歌詞は英語)がとても効果的に使われており、そこも見どころ・聴きどころです。
ラブストーリーの描き方は無限です。ぼくはこの映画に接して「まだこういう視点があったのか」と、爽快な衝撃を受けました。4月14日より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサでロードショー。169.png





by haradakazunori | 2018-03-14 11:56 | 映画

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