「原田和典 ブログ人」

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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

 
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映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の試写に行きました。2016年イタリア・アカデミー賞(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞)で最多16部門にノミネート、7部門を受賞しました。
「鋼鉄ジーグ」ときいて、“なつかしい”と思う方もいらっしゃることでしょう。ぼくも子供の頃、再放送のテレビアニメを見たことがあります。原作は永井豪、主人公はいつの間にか人間からサイボーグに生まれ変わってしまった司馬宙(シバヒロシ)です。
この物語にインスパイアされ、イタリアの映画会社が、イタリア人の俳優を使って実写版を作ってしまったのです。監督・音楽・制作がガブリエーレ・マイネッティ、主人公のエンツォ(「俺はヒロシ・シバだ」というセリフもあり)には、「緑はよみがえる」や「海と大陸」に登場したクラウディオ・サンタマリアが扮します。
「鋼鉄ジーグ」がどのようにストーリーのダシとして機能しているかは、もちろん見てのお楽しみですが、個人的にはイタリア語に吹き替えられた主題歌にも大きな感銘を受けました。これを見て、ぼくはもっと今のイタリア映画に関心が湧いてきましたし、「鋼鉄ジーグ」自体も改めて鑑賞したくなりました。とにかく面白い作品です。「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」というタイトルは、日本でつけたものではなく、イタリア語のそれを直訳したものなのだそうです。
5月20日、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館でロードショー。165.png



by haradakazunori | 2017-03-31 11:49 | 映画

雑誌情報



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「レコード・コレクターズ」の最新号に書いています。
「ミュージック・マガジン」の最新号に書いています。
「CDジャーナル」の最新号に書いています。
「ジャズジャパン」の最新号に書いています。辛島文雄さんの追悼記事です。
「HiVi」の最新号に書いています。コンテンポラリー・レーベルのSACDについて(完結編)です。
以上、ぜひぜひよろしくお願いいたします。060.gif




by haradakazunori | 2017-03-23 10:14 | 書籍・雑誌

CD&雑誌情報

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既報のECMレーベルのSACDハイブリッド、タワーレコードから絶賛発売中です。ラインナップは
キース・ジャレット『ザ・ケルン・コンサート』
チック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』
パット・メセニー『ブライト・サイズ・ライフ』
です。
またウェス・モンゴメリー『BBC『ジャズ625』 +5』(SSJ)
オリジナル・サウンドトラック『セッション(原題;Whiplash)』(ユニバーサルミュージック)
ノラ・ジョーンズ、ハービー・ハンコック他『ジャズ100年のヒット曲』(同)
Fujikochans『introducing Fujikochans with Yuji Ohno & Friends』(バップ)
ドロシー・アシュビー『ドロシー・アシュビー & ソフト・ウィンズ』(クリンク)
以上すべて、ぼくが解説を書いています。
また、「ブルース&ソウル・レコーズ」の最新号にも書いています。
マヘリア・ジャクソンの記事、素晴らしいです。あとワシントン・フィリップスの楽器の謎にも、霧が晴れたような思いがしました。ぜひどうぞ。010.gif




by haradakazunori | 2017-03-12 08:06 | CD

作家、本当のJ.T.リロイ

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映画「作家、本当のJ.T.リロイ」の試写に行きました。
J.T.リロイはベストセラー3冊を残した“天才作家”です。デビュー作「サラ、神に背いた少年」は、母親とその恋人から虐待を受け、母親の真似をして女装の男娼となった彼の“自伝”ということで世に出ました。しかしこれは創作でした。ローラ・アルバ―トという女性が、J.T.リロイという別キャラを演じ、自分の中で醸造した物語でした。
しかし、作品が大きな評判を呼んだことにより、J.T.リロイには時の人として人前に出る必要が出ました。しかしローラは140㎏もある一児の母で、どう考えても「男子」には見えません。そこで彼女は痩せていて若い親戚の女性にウィッグをかぶせ、大きなサングラスをかけさせて、彼女を「J.T.リロイ」として人前に出します。
もちろん発言や行動は付き人「スピーディー」に扮したローラが遠隔操作していたのですが、その女性も生身の人間であり、やがてローラの想定を超えて動き出してしまいます。「本当に、あのサングラスの女性が、あの作品を書いたのか?」という疑問が、やはり文章を生業とする雑誌記者の間から起こったとしても不思議ではありません。
とにかく「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような話です。また電話での会話や留守電用のマイクロカセットテープが、これほど大きくフィーチャーされた映画も稀でしょう。J.T.事件は90年代終わりから2000年代半ばまでの話です。でも今はメールやLINEの時代です。でもメールやLINEの画面がスクリーンに大写しになったところで、「回っているマイクロカセットテープから流れる、こもり気味の音声」が生み出す迫真性、不気味さには遠く及ばないだろうなあ、という気もしました。
監督のジェフ・フォイヤージークは、あの感動的な名作「悪魔とダニエル・ジョンストン」の監督でもあります。彼の着眼点はすごい。改めて敬意を表します。4月8日から新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷で公開。061.gif




by haradakazunori | 2017-03-10 12:04 | 映画

まるでいつもの夜みたいに

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映画「まるでいつもの夜みたいに」(監督・撮影・編集 代島治彦)の試写に行きました。フォークシンガー、高田渡さんの東京におけるラストライヴを捉えた作品です。収録日は2005年3月27日、高円寺の居酒屋「タイフーン」にて。もう12年も昔のことです。テレビはまだブラウン管、愛知万博が開幕しようとしていて、「冬のソナタ」などの韓流ブームがあり、福岡ソフトバンクホークスが生まれた年。しかし音楽はもちろん、画面や街並みにも歳月の流れは感じられません。
1つのカメラで下手側から撮影していますが、1か所からしか撮ってないということが、さらにまたライヴ感を高めます。自分が下手側の席に座って、高田さんの実演をかぶりつきで体験しているような気になるのです。曲目は「失業手当」、「ごあいさつ」、「コーヒーブルース」、「ブラザー軒」などなど。「生活の柄」ではなく、「夕暮れ」で締めくくられます。フィンガーピッキングによるギターの音色、曲間にはさまるひょうひょうとしたしゃべり、観客とのやりとり(端っこにいる小さな女の子は、いまでは高校生ぐらいでしょうか)。今もどこかでライヴを続けているのではないだろうか?と思わずにいられません。
4月29日よりアップリンク渋谷にてGWロードショー、5月13日より横浜シネマリン、5月下旬よりココロヲ・動かす・映画館(4/15吉祥寺に開館)にて公開予定。また4月16日に青山CAYで行なわれる高田渡トリビュートライヴでも先行上映されます。060.gif





by haradakazunori | 2017-03-09 10:14 | 映画

ありがとうございました! 本日全国発売!

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遅くなり失礼いたしました。3月3日にタワーレコード渋谷店8F“SpaceHACHIKAI”で行なわれた“タワーレコードPresents ECM SA-CD HYBRID SELECTION発売記念「先行試聴&トーク・イベント、渋谷店限定先行販売イベント”、盛況でした。オーディオ評論家の和田博巳さんのノリに乗った話、極上のオーディオで聴く名盤の名演、最高に気持ちよかったです。ぼくも話すことができて光栄です。
ここで紹介されたキース・ジャレットのソロ・ピアノ・ライヴの傑作『ザ・ケルン・コンサート』、チック・コリアの“カモメ”ジャケで有名な『リターン・トゥ・フォーエヴァー』、パット・メセニーの初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』は、本日から全国のタワーレコードで発売が開始されます。ECM社の監修によるSA-CD化は世界初です。時間を拡大しての第2弾も予定されています。引き続きよろしくお願いします!049.gif




by haradakazunori | 2017-03-07 10:29 | CD

本日、19時からタワレコでイベント開催!

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本日3月3日(金)の午後7時から、タワーレコード渋谷店8F“SpaceHACHIKAI”でイベント“タワーレコードPresents ECM SA-CD HYBRID SELECTION発売記念「先行試聴&トーク・イベント、渋谷店限定先行販売イベント”があります。観覧無料! 当シリーズを監修されたオーディオ評論家の和田博巳さんのトークをメインに、原田もちょくちょく話させていただきます。
ディスクの発売は3月8日ですが、このイベントでも特別に売ります。作品はキース・ジャレットのソロ・ピアノ・ライヴの傑作『ザ・ケルン・コンサート』、チック・コリアの“カモメ”ジャケで有名な『リターン・トゥ・フォーエヴァー』、パット・メセニーの初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』。この3点を和田さんの解説と共に、選りすぐりのオーディオ・システムで楽しみます。ECMのSA-CD化は世界初です。世界初の瞬間を、ぜひ皆さんと体験したいです。016.gif




by haradakazunori | 2017-03-03 09:08

音楽ライター/ジャーナリスト、原田和典のブログです。
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